2020年06月12日
英語/留学

英語で学べるプリスクール!気になる評判や費用は?

 

私の住む世田谷区で最近よく目にするプリスクール。都内では世田谷区に限らずその数がどんどん増えているようです。「そもそもプリスクールって何?」、「英語は子どもが小さいうちから始めた方がいいの?」など、疑問がたくさん。プリスクール自体の評判や費用も気になりますよね。今日はプリスクールの気になることをまとめてみました。

 

 

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1.子供が小さい時から英語に触れた方がいいの?

我が家では長女が2歳頃に始めたMusic Togetherというリトミックをきっかけに、幼稚園入園前の1年弱プリスクールに通うことになりました。

 

英語の歌はリズミカルで大人が聞いても楽しくなる曲がたくさんありますよね!娘も自然と歌を覚え、どんどん新しい曲に挑戦していました。また当時習っていたMusic Togetherというリトミックの先生のお子さんもプリスクールに通っていたこともきっかけの1つだったように思います。

 

「英語は子供が小さいうちから始めた方がいいの?」という疑問について、私は専門家ではありませんが、子供が小さい時が音の吸収はいいような気がします。

 

例えば、英語の歌を聴いて長女は何回かで真似して歌えるようになります。正確な単語でなくても雰囲気は十分伝わるんです。それに対して私は何回聞いてもダメ、笑

スマホでlylics(歌詞)を見ながら歌ってもなんかそれっぽく聞こえないんです。

 

これが子供が小さい時から英語を習っている差か?と思いながら娘の歌を聴いています。

 

英語に限らず何事もそうだと思うのですが、“好き”や“興味がある”というのが一番その能力を伸ばしてくれるのかもしれません。

 

たまたま娘の場合はそれが英語だったというだけで、スポーツやダンス、音楽でも「小さい時からやらせた方がいい」と言われるものってたくさんありますよね。

 

「早く始めなきゃ」という焦りや、「小さいうちから始めた方が有利だから」という考え方ではなく、子どもの“好き”に合わせて親が学べる環境を整えたり、学ぶ費用を負担できるように準備しておくことベストかなと思っています。

 

「何でもやっていいよ〜」と言ってあげたいところもあるけど、実際そうはいかないので、一番好きなこと1つをしっかりサポートしてあげる予定です。

 

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2.そもそもプリスクールって何?

そもプリスクールとは何なのか?私も娘が通う前は疑問でした。一言でいうと、英語を使って保育や教育を行う場です。

 

一般的な保育園や幼稚園との違いは、全て英語(オールイングリッシュ)でやりとりを行うということです。日常生活を通じて英語のインプットを自然に、かつ大量に行うのが最大の特徴といえるでしょう。

 

プリスクールで得られるメリットはたくさんありますが、何よりも生きた英語を学べることです。さらにコミュニケーション力や自立心を育むことをサポートしてくれます。

 

一般の保育園は0歳から、私立幼稚園は3歳から入園することができますが、プリスクールの場合は各スクールによって入園できる年齢やクラスが決まっています。主に小学校入学前の未就学児であれば入園が可能な場合が多いようです。

 

プリスクールは、一般の保育園や幼稚園よりもクラスの種類が多く、時間の融通が利きます。私も仕事と子育てを両立していますが、振替や延長保育を使ってストレスなく両立を図ることができています。

 

特に子供が小さいうちは、急に体調を崩すなど仕事と育児のバランスを保つのが難しいので、臨機応変に対応してくれるプリスクールが働くママにとっては心強いと思います。

 

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3.気になるプリスクールの「保育の質」

さて、気になるのは実際の「保育の質」ではないでしょうか。

保育の質を具体的に考えてみると、施設や先生の数などのハード面と、教育や保育の内容などのソフト面に分けられると思います。

我が家は娘達が小さい頃からいくつもの一時保育(5箇所以上は利用してます)、企業型保育園、認可保育園の緊急利用(次女出産時)などをしてきましたが、そんな中でもプリスクールの保育の質にはとても満足しています。

 

✔︎   プリスクールのハード面(設備)

プリスクールのハード面においては、一般の認可保育園や幼稚園のように広い園庭などの設備はないところがほとんどでしょう。比べると、こじんまりした印象で物足りなさを感じることもあるかもしれません。

 

実際、娘たちが通うプリスクールはビルの中にあり決して広いとは言えませんが、徒歩3分の広い公園での外遊びが充実していました。最初は子どもが窮屈に感じるのではないかと心配しましたが、そんなことは関係ないぐらい楽しんでいる姿を見ることができます。

 

✔︎   プリスクールのソフト面(教育内容)

ソフト面で言えば先生の経験値やコミュニケーションのスキルが高く、ネイティブの先生を中心に、バイリンガルの日本人の先生も一緒にクラスをサポートしてくれます。

 

少人数制で先生たちの目が行き届いていること、子供の成長を注意深く見守り変化を把握してくれていること、常にポジティブな言葉がけをしてくれていること、自信を持たせてくれること、など挙げればきりがありません。

 

さらには送り迎えの親に対してもポジティブな声かけをしてくださるので、時に大変な育児が楽しく有意義にさえ感じられます。これは入園前には予想できなかった相乗効果でした。

 

どのプリスクールでもそれぞれ特色がありますので、入園を決める前にいくつか園を見学し、ハード面とソフト面の両視点から親子で合いそうなところを探してみましょう。

 

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4.プリスクールにかかる費用を幼稚園と比較

さて、親として気になるもう1つのこととしてプリスクールの費用があります。一般的な保育園や幼稚園よりは高めの設定になっています。

 

私がプリスクールを検討していた時は、通う日数や時間にもよりますが月額7万円〜15万円くらいが相場かなという印象でした。結構高い、そして幅がありますね・・・

 

保育園は各世帯の収入よるところが大きいので一概にいくらと言えませんが、ここでは私立幼稚園を例に考えてみましょう。実は私立幼稚園の数は公立よりも多く約7割の子供が私立在園となっています。そのため幼稚園に通わせるつもりの方は、私立幼稚園の費用がかかると思っておいた方が良さそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば私立幼稚園に3年間通わせた場合の総額は約145万円です。

このうち、住んでいる地域によっては私立幼稚園の補助金が出ます。入園料に対する補助金と、保育料に対する補助金があります。入園料に関する補助金は、年度につき1回限りの支給で、所得制限はありません。

 

保育料に対する補助金は、保育料補助金と就園奨励費の2つから成り、保育料補助金前年の特別区(市町村)民税の税額によって決められます。就園奨励費は第1子、第2子、第3子でそれぞれ金額が異なり、収入よって年齢制限がある場合とない場合に分かれます。詳しくはお住いの自治体にある一覧表で確認してみましょう。

 

例えば私が住んでいる世田谷区を例に挙げると、入園補助金は9万円、保育料補助金は月額7,000円〜13,200円、就園奨励金は月額5,184円〜25,667円の補助が出ます。

 

仮に世田谷区に住む年収600万円の世帯で、小学2年生の姉と、私立幼稚園年少の弟がいる4人家族と仮定して計算してみましょう。

特別区(市町村)民税は、77,100円〜211,200円以下の層に該当します。

その場合、姉を第一子、弟を第二子と数えるため、弟の補助金は第二子の欄にあたることになります。

 

保育料補助費 月額12,600円(年額151,200円)

就園奨励費 月額15,417円(年額185,000円)

補助金合計 月額28,017円(年額336,200円)

 

補助金を同じ金額と仮定して3年間もらった場合、約100万円になります。

 

先ほど、私立幼稚園に3年間通わせた場合の総額は約145万円とお伝えしましたが、上記の補助金のおかげで実際に負担する費用は3分の1程度と見積もることができるでしょう。

 

次にプリスクールに週5日、9時〜14時で通わせた場合、毎月の費用が8万円かかるとします。その総額は3年間で288万円。プリスクールは補助の対象から外れますので、かかる費用を丸々負担することになります。そうするとこの3年間だけで約250万円の差が生まれます

 

未就園児の0歳〜2歳もプリスクールへ通わせるとなればさらなる出費となります。プリスクールにかかる費用を、もし別の習い事などに使うとすれば、様々な経験をさせることもできるでしょう。

 

2019年10月からは主に3歳から5歳の子供を対象に、幼児教育・保育の無償化が始まりましたね!無償化の話は別のコラムにまとめてありますので、もし良ければご覧ください。

https://fp-commons.jp/case/column/幼児教育・保育の無償化のしくみと3つの対策.html

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5.プリスクール人気に流されず、長い目でみて検討

ここまでプリスクールの魅力について書きましたが、なぜここに来て人気が出ているのでしょうか。そこには日本の義務教育制度が関係しているかもしれません。

 

日本の法律では小学校・中学校が義務教育となりますが、インターナショナルスクールはその対象外です。つまり日本国籍なのにインターナショナルスクールに通わせると義務教育違反とみなされてしまうのです。

 

それに対して、主に2歳〜6歳が通うプリスクールは、幼稚園扱いのため義務教育違反になりません。親としては、大切な我が子ですから「違反」と言われてしまうのはなんとなくイヤですし、出来ることなら正々堂々好きな学校に通わせたいですもんね。

 

教育の国際化が進む中で、日本の義務教育とインターナショナルスクールの関係がどうなっていくか注目です。

 

そして前述した通りお金の面から見れば、やみくもにプリスクールに入園させるのはあまりお勧めできません。そして一度プリスクールに入園したのであれば、長い目でみて英語を続ける決意があった方がいいと個人的には思っています。

 

小学校や中学校にあがってからもアフタスクールという放課後クラスで学ぶことができるため、資金計画を立てる場合はそこまで視野に入れた方がいいでしょう。

 

実際にプリスクールに入れている親御さんと話しをすると、皆それぞれに将来の教育計画を立てていました。早い人では大学まで目星をつけていました!!

 

やはり目標を持って取り組むことで、プリスクールでの学びを最大限に活かすことができると実感しました。

 

 

 

さてここまで我が家の経験を元にプリスクールの内情や、教育費の差について書いてきました。少しでも子供に英語を学ばせたいと思っている方の参考になれば幸いです。

 

教育費はかけようと思えばどこまででもかけられてしまいます。各家庭で教育にどこまでお金をかけるのかというボーダーラインを先に決めておくといいでしょう。そのために絶対必要なのがライフプランです。ライフプランがないと、ボーダーラインさえ見当がつきませんからね。

 

もし教育費の不安があるなら、無料のメール講座もご活用くださいね。こちらからご登録いただけます。忙しい人でも5ステップで教育費の不安が解消できるヒントをお届けしています。

 

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